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2012-09-01 00:00:00

インディアナポリスGPで、160kmのスピードで転倒したニッキー・ヘイデンが、ダイネーゼの公式サイトに事故についてのコメントを出していますね。

 

http://www.dainese.com/jp_ja/news/update_from_nicky

 

「今回の転倒でエアバッグに非常に感謝している。バイクから放り出された瞬間、絶妙のタイミングでエアバッグが開いてくれた。エアバッグが無かったら、もっと酷い怪我をしていたに違いない。」とコメントしています。

写真を見ただけでも転倒の激しさが分かります…!

 

最近はベストタイプのエアバッグをされている方も増えてきたのですが、よく耳にするのが転倒の衝撃で破れてしまったり、コードが千切れてしまって、結局機能しなかった…というもの。

 

その点、ダイネーゼのエアバッグの優れている所は、エアバッグが”レザースーツの中で開く事”と、GPSとジャイロセンサー、加速度センサーによって0.045秒で開くので”コードレスである事”だと思います。

 

エアバッグがレザースーツの中で開くという事は、転倒の衝撃は表面のレザーが守ってくれるので、エアバッグ自体が破れてしまう事はありません。

 

そしてダイネーゼのエアバッグがコードレスで開く事について、これを説明させて頂くとよくお客様から誤作動が不安だ…という意見を頂きます。

 

正直マネージャー林もその点に多少の不安を持っていたので、イタリアのオーダー会の時に質問をしてみましたところ、ダイネーゼのエアバッグ、実は一度も誤作動の報告は無いとの事。

 

実際イタリアで、実物を見ながら起動条件や作動方法の説明を聞いて来ましたが、確かに誤作動が起きないように細心の注意が払われていました。

 

ちなみにエアバッグ搭載レザースーツ「T.D-AIR」の構造はこんな感じになっています。

背中のハンプ(コブ)の中に、A-GPS(位置情報だけでなく、サーキットでの軌跡、速度、減速データを取る事のできるGPS)、ジャイロセンサー3つ、加速度センサー3つが搭載されています…超ハイテクスーツですね~。

 

最後に、一度開いたエアバッグについて。

一度開いたエアバッグはもちろん交換可能ですので、レザースーツごと買い換える必要はありません。しかも今後、開いたエアバッグをまた再利用できるようにも考え中だとか…。

 

すでにこれだけの実績があるのですから、日本国内での発売が待ち遠しいですね!!